結菜はいつも、手首にリストバンドをつけていた。
ただのおしゃれだと思っていた。
でも、俺がそのリストバンドを触ろうとすると
君は、いつも感情的になる。

ある日

「ねぇ、私の事…すき?…私は…好きだよ…」
イキナリそんな事を言い出したから
びっくりした俺は
「俺は…お前の事なんか好きじゃねーよ」
好きだ…
好きだ…
好きだ…
本当はお前の事、大好きなんだよ…


あの時…素直に好きだって言ってれば…
あんな事にはならなかった…