力のある者

「ふーん・・・・」
「・・・・・・・・」
「じゃ、行くか~」
「ねえ、魔物ってほんとに居るの?」
俺は暢気な声を出してからティースに聞く。
「しらないよ・・・・」
「―――まぁ、いいや」
人見知りが激しいなぁ・・・・・。
俺はティースのスピードに合わせながら火山まで飛んでいた。
「ちょっと早すぎでしょ!」フォーレは風で飛ぶ髪の毛を手で横に分けながら言った。
「ティースは気にせず続けて」
「はい・・・・」
「ところでティース、階級とか持ってる?」
「いえまだ・・・・・」
「へぇー・・・・ティースの魔法レベルだったら3級はいけると思うけどなぁ」