可愛く見られたくて・・・

修司は私の手を自分の腕に摑まらせた

2人が歩く姿を想像すると

自然とにやけて来た

思わず嬉しくって修司の腕を

ギューッと掴んだ


私達はゆっくり歩き出した


「もう慣れたか?」


「うん。白杖だって上手く持って歩けるよ。」


「そっか…強くなったな。

 病院にいたときは

 泣いてばっかりの

 か弱い女の子だったのになぁ~。」


「ちょっとぉ~!

 やめてよぉ!!」


私達は笑が耐えなかった

久しぶりの再会に心が躍り

次々と言葉が出た