可愛く見られたくて・・・

私は心の内を語った…


「ちょっと!!

 さっきから聞いてたら

 相手のため…相手のため…

 って結局は自分が傷付きたくないだけじゃん!

 また自分が身ぃ引いてたら

 裕之先輩の時みたくなっちゃうよ!

 今回も3年越しで思い伝えるわけ!?」


あっ…

ついついヒートアップしてしまった…


「ゴメン…。

 なんか大人気ない…。」


確かに…

恵美の言っていることは、あながち間違いではなかった


「うん。恵美の性格知ってるから―


 私、本当に自分を守ってばっかり…

 自分で自分が嫌になるよ…。

 もっと堂々と恋愛出来たらな…

 これがダメでも、次がある!

 みたいな根性欲しいな…。」