俺は、気がつくと人気のない高架下の広場で仰向けになっていた。




身体中に痛みを感じたが、何度も繰り返していることだから慣れてくる。今日は、不良集団相手にケンカでボコラれて気を失っていたみたいだ。





俺は、ゆっくり起き上がり口についた血を右腕でぬぐいながら夜空を見上げた。





そして叫んだ




「ふざけんなっー!」







高校1年、桜の花散る季節。