自分のクラスへ行き、座席に座った。
周りは、ガヤガヤと話声でいっぱいだった。
この学校には私と同じ中学の人は一人もいない。
誰もいないところを受けたから。
私の過去を知っている人になんて会いたくなかったから。
黙ってうつむいていると後ろから声がした。
「ねぇねぇ!」
振り向くと、ショートカットにして目をぱちくりとさせた女の子がいた。
「名前は?友達になろうよ!
私は一之瀬 海嘉(いちのせ うみか)!」
一之瀬 海嘉…。
「私は、瑞樹 真依(みずき まい)」
「そっか!じゃあこれから真依って呼ぶから!」
ニカッっと白い歯を見せた。
「うん、よろしくね。」
私も作り笑顔を見せた。

