私は無視した。
さっきの男とは違って、その不良たちは諦めずずっと話しかけてきた。
「ねぇ、行こうよ~!!」
「…。」
無視する私。
すると、突然その不良たちは3人で何か話し始めた。
ガッ!
そしてすぐ話し終わると、私の手首を強引につかみ、
連れて行こうとした。
「じゃあ来てもらうから。」
手首をつかんだ不良の目は、ギラギラと黒光りしていた。
「ちょ…、離してよっ!!!!」
私は手を振りほどこうとするけど、男の力が強く、どうしても振りほどけない。
「ねぇっ!!離してってば!!」
私は大声で叫んでなんとか抵抗するけど、
すぐ他の不良に口を手で押さえつけられてしまう。
何こいつら…!
怖い、怖い、怖い…!
誰か…っ!
助けて…っ!!
「う―!うぅーー!!」
口をふさがれた私の声は言葉にならない。

