「そうだよ。萌佳ちゃん。
頑張ってくれた、ご褒美よ」

お義母さんの言葉に頷くお義父さん。

だから私は受け取って『ありがとう』って
言った。

「さぁ、朝ご飯にしましょう」

あっ、皆、待っててくれたんだって思うと
申し訳なかった。

「どうした?」

「な、なんでもないよ・・・」

顔に出ちゃったのかな?

気をつけなきゃ―――・・・

席に着き『いただきます』って食べ始めた。