「橘さん、お宅との取引を改めさせてもらう。
南條も、本條もになるだろう…
息子達が動くだろうからな。両社とも…」

「そんな…どうして」

「それは両社の息子が萌佳や息子の友人
だからです。」

「……」

不覚にも両社の息子が来て罵られた。

痺れを切らせた奥さんが『娘さんを呼んで
ください。』と言った。

戸惑いを隠せないが呼び寄せた。

「ママ達何なのーこんなとこに呼び出してー」

「あなた、斗輝さんの家に行った?」

「斗輝さんって言うか、彼女の家に行って
別れてって言ったわよ。
一般人のあなたじゃ、会社の役にたたないから
邪魔にしかならないって…」