「いい。それより、気分をどう?」

「大丈夫だよ。
それよりずっとついててくれてありがと。」

「あぁ。俺こそ頑張ってくれてありがと。」

自然とお互い唇が重なると

「ゴホッ…」

「私達もいるのにねぇ―…」

忘れてたぁー…慌てて離れたけど遅くて…

冷やかされたのは言うまでもなく。

それでも温かく見守ってくれる

大切な家族。

また1人小さな家族が増えて―…

わが子の名前を“永遠”と書いて

【北条永遠ーホウジョウトワー】

と命名した。



【完】