「小さいのにすげー重く感じるな。」

パパの顔をした。

「よく頑張ったな。」

チュッとホッペにキスをするのを見て
微笑ましかった。

「廊下の家族さんに見せに行きましょうか?
お母さんは休んでいてくださいね。」

看護師さんに言われ、斗輝は分娩室をわが子を抱き出ていった。

私は睡魔が襲ってきて眠りにつく。

その間に後処理も行われたみたい。

目が覚めると病室にいてソファーに眠る義父さん達。

斗輝はベットにうつぶせて眠っている。

そっと髪に手をあてて撫でると

「…んっ…」

目を覚ました斗輝がいる。

「萌佳、起きてたのか?」

「今、起きたの。起こしてゴメン。」