前に車から見た光とは違って見える。

3台の車が近づくと歓声が沸く。

きっと真ん中に斗輝と准君が乗ってる
のだろう。

だって一番最後の車の窓から來斗さんと
翔太君が窓淵に座るかたちでいるから――…

ゆっくりと通りぬけると私達は倉庫に
向かって移動し始める。

倉庫が近くなるに連れてドキドキする。

倉庫につき入り口まで来ると斗輝が挨拶して
いるのをジッと聞いている。

「お前等、今まで俺達についてきてくれて
ありがとう。俺達は引退するが、しばらくは
様子を見に来る。
准達を支えてやってくれ。
今日は、ルイさん楓さん一真さん来て下さり
ありがとうございました。」

「斗輝、匠、來斗、お疲れ。
准、隼、翔太これからガンバレ。
何かあれば、こいつ等もだが俺達も頼って来い。」

「「「はい。ありがとうございます。」」」