パパとママを思い出すと自然と溢れる涙…

涙を流しながら空を見ている姿を、見られているとは知らなかった。

人がいたなんてー…

これから関わりをもつなんて…

それに、ここも勝手に入ってはいけない“場所”だったなんて…

それを知るのもこの後すぐの事だった。

そこは……

“龍王”

という暴走族のたまり場なんだと知った。