「俺達だって、萌佳ちゃんに何かあれば、
家から出されるだろうな。匠…。」

來斗さんや匠さんまで…

どうして…わ、わからない。

でも私が離れれば、3人に迷惑がかかると
分かったからー…

「皆、ゴメン。我儘言って…
女の人達が言うように迷惑かけてるんじゃないかと
思ったから…。」

斗輝も匠さんも來斗さんも真帆も安堵した顔を見て
胸がギュッと締め付けられた感じがする。

倉庫ではパーティーがあった。

面子達とワイワイ騒ぎ、数時間で私と斗輝は切り上げて
家に戻ってきた。

23時すぎだから、お義父さんも帰って来ていた。

「おかえり、斗輝、萌佳ちゃん。」

「ただいま、お義父さん。」