「許せねぇ―…萌佳ちゃんのせいじゃない。
斗輝が望んでの事だし…
離れたらダメだよ。」

「そう匠がいうように離れたらダメ。
その人達は、自分達が相手にされなくて
妬みから言うんだからね。」

「萌佳、俺は離れるのは無理。
お前とお腹の子と失うのはキツイ。
一緒に育てたい。
それに、お前が出て行くのは無理だ。
親父達が離さないからな…
出されるのは俺になる。」

「えっ…なんで、なんで私じゃなく斗輝が…」

「今回の暴走だって、親父に萌佳は守れ。
って言われてる。危険なことからなー…」

斗輝は苦笑いしながら言う。