中に入った斗輝から連絡があって、お義母さんと
病院の中に戻ると、斗輝が『今から病室に移るから
お袋は入院に必要なものを持って来いよ。』って
言うとすぐにお義母さんは取りに帰った。


病室に入る望君は中々出てこないで、大きな荷物を
もったお義母さんが戻ってきた。

しばらくして集中治療室からベットごと望君が
出てきた。

「望君―…」

「望。よかった…」

「母さん、義姉さん…」

「よろしいですか。病室に運んでも…」

はっとして看護師さんに頷くと後ろをついて行った。