「ほ、ほんとですか?2人に知らせて―…」

「ごめんなさい。とりあえず1人だけしか入れません
ので、入ってから連絡してもらえますか?」

とりあえず看護師の指示に従い向った。

望の傍に行くと

「あ、兄貴…あの子…」

「お前が助けた子は大丈夫だ。
今日も来たんだ。」

「よ、良かった。」

安心したようだ。

「俺らは望が生きてて良かったぞ!」

泣きそうな顔をする望の頭を撫でた。