「そろそろ帰るぞ。じゃあな…お前らー」

2人で立ち上がると

「萌佳、またね。」

「萌佳ちゃん、おやすみ」

「萌佳ちゃん、バイバイ!」

次々に言われて、皆に『おやすみ』と言うと
斗輝と部屋を出た。

車に乗り込み家に戻るとお義父さんが帰って来ていて
『明日、2人とも社長室に来てくれ』と言う。

「はっ…?何でだ。」

「橘が来る。2人に謝りたいと言って来た。
会社もボロボロになっているが、ケジメとして謝りたい
んだと…夫婦が言って来たんだ。」