「そっかぁ…仕方ない事だよね。
斗輝は、パパになるもんね。」

階段を下りて行くと『真帆さんに萌佳さん、
どうしたんですか?』と駆け寄ってくる。

「斗輝に、下に行っててって言われてきたの。」

下にあるソファーに案内されて座った。

「萌佳ちゃん、体調いいんですか?」

「うん、やっとね…落ち着いたんだ。」

「でも、学校辞めて残念だけど、総長が幸せそうで
嬉しいんだ。」

「うん。ありがと…斗輝が、あまり来なかったのに
慕ってくれて…」

これは本音の言葉。