てがみ~未来への約束~

“聞かれた……!”


その事に焦った私は、

慌ててすっと振り返った。


「課長!」


そこには、

それまでの硬い雰囲気が取れた課長が、

心配そうな表情で私を真っ直ぐに

見つめていた。


いつもはきっちり締めている

ネクタイが緩められて、

シャツの上のボタンが外されている。


その姿を見ただけで、

私の胸が高鳴ってしまう。


「もう今は、

 “課長”じゃなくてもいいよ。

 つぐみちゃんも疲れるだろ?」