てがみ~未来への約束~

ガシャン、ガシャン――


一定のリズムで出てくる資料を、

ぼうっと見つめる。


途中で紙詰まりなんて

しなければいいんだけれど。


「ふう……」


無意識に溜め息が漏れる。


別にどうしたワケでもないのに、

なんでだろう。


「溜め息なんかついちゃって。

 どうかしたの?」