てがみ~未来への約束~

「俺のお酒、

 絶対上手いから、ぐいっと飲んじゃって」


「で、でも私、そんなに……」


「大丈夫だって。

 酔っ払っても俺が送ってあげるから」


「……」

羽村さんの言葉に、


私はばれないように

小さく溜め息をつく。


だから、

それが一番怖いんだって、

羽村さんには分からないのかしら。