てがみ~未来への約束~

呼吸を整えてから、

私はかーくんを真っ直ぐに見つめる。


そして、

ゆっくりと話し始めた。


「私、さっき

 羽村さんのところに行ってきたの。

 私の気持ちを伝えるために」


「つぐみの、気持ち……?」


かーくんの言葉に、

私はこくんと頷いて言葉を続けた。


「私は、

 羽村さんの気持ちに

 こたえられないって」