やっぱりかーくんは

課長という立場上、

会社を抜け出すなんてこと

できるわけないよね。


だったら、

私がここで待ってても意味ないことだ。


そう思って、

ベンチからすっと立ち上がった。


帰ろう。


帰って、もう少し

心の整理をしてみよう。