てがみ~未来への約束~

かーくんの、

不器用な、でも真っ直ぐな想い。


最初は課長としての文面だったのに、

最後の方はかーくんとしての文に

変化してる。


かーくんが私を、

ちゃんと大切にしてくれているのを

メールからひしひしと感じる。


じんわり心があったかくなる。


「ありがと、かーくん」


今は違う部屋にいる

かーくんへと想いを届けるように、

そっと呟いた。


「あ、あれ……」


かーくんの他に、

もう一通メールが届いているのに

気付く。


その名前を見た瞬間、

あったまったはずの心が

瞬時に凍りついた。