初めて、かーくんに

“つぐみ”って呼ばれた。


嬉しさと恥ずかしさで、

顔に熱を帯びつつ小さくこくんと頷く。


「私も、好き」


精一杯の気持ちを言うと、

かーくんもまたこくんと頷く。


そして、かーくんの顔が

徐々に下へと移っていく。


胸に、

お腹に、

脚に、

手に、

指先に。


私の全てに、

かーくんの愛をたっぷりと感じた。



私たちは、結ばれたんだ―――。