てがみ~未来への約束~

「え……、羽村さん?」


急に抱きしめられた私は、

この状況をうまく把握できずに

ただただ固まるばかりだ。


「お礼は、“つぐみちゃん”でいいの」


私の耳に向かって甘い声で囁く。


と同時に、

身体中に寒気が走る。


これから羽村さんがしようとしていることが

私の悪い予感と合致しないことだけを

強く願った。



けれど……


それは虚しく、崩れていった。