てがみ~未来への約束~

「終わった!」


300部くらいあった資料が、

羽村さんの協力のお陰で

ようやく綴じおわった。


開放感に包まれた私は、

にっこり笑って

思い切り背伸びをした。


「羽村さん、ありがとうございました!」


心からのお礼を口にすると、

羽村さんもまたにっこり笑顔を見せた。


「最後まで手伝ったことだし、

 つぐみちゃんにはお礼してもらわないと」


「お礼……?」


羽村さんはこくんと頷く。


お礼、というとやっぱりここは

食事をおごらなければならないのかな。


そんなことを思っていた私に、

羽村さんの腕が絡みついてきた。