心配そうに見つめるかーくんに、

私はゆっくりと首を横に振る。


そして、

確かめるようにゆっくりと口を開いた。


「私、も……。

 私もずっと、

 かーくんのことが好きだったの。

 だから、再会できたのが嬉しくて。

 こうしてかーくんに告白されるなんて

 信じられない……」


私の言葉に、かーくんがふわりと笑顔になる。


「よかった。

 今日、残業をお願いして」


そう言うと、

かーくんが目一杯の想いを込めて

ギュッと私を抱きしめた。



幸せ過ぎて、

私、どうにかなっちゃいそう。