てがみ~未来への約束~

てっきり綴じる作業をすると

思っていた私は、

なんだか拍子抜けして

口をあんぐりと開けたまま呆然とする。


そんな私を見て、

かーくんが柔らかな笑みを見せる。


「じゃ、じゃあ……。

 なんでここに私を連れてきたの?」


そう。


残業が終わりなら、

コピー室で挨拶して

別れればいいだけの話なのに。


なんで、

わざわざ私を

ここまで連れてきたんだろう。