大学入学を控えた、ある日。

引き出しの中から、

一通の手紙が届きました。


「みのわつぐみ さま

 もうすぐ 

 いちねんせいになりますね。


 うれしくて 

 どきどき しています。


 ようちえん 

 とっても たのしかったです。


 でも かーくんと 

 ばいばいするのは いやです。


 かーくんと いっしょの

 しょうがっこうに いきたかったです。


 かーくん だいすき。


 おおきくなったら

 かーくんに すきっていってください。


 おねがいします。


 
 ゆりぐみ つぐみ より』