初恋-はつこい-

「暫く横になってな」


圭輔の言葉に

真由は軽く頷き静かにベッドに横になった。


「じゃ、俺、戻るから」


軽く右手をあげ圭輔は保健室を後にした。


私、香坂君に抱きかかえられた。


私、香坂君と保健室で2人きりになった。


私、香坂君と少しだけど、喋った。


図書室から保健室までの数分間が、

真由にとっては

まるでおとぎ話の様な出来事だった。