『香坂君へ

 あまりうまくないけど、

 チョコを頑張って作りました。

 食べてくれると嬉しいです。


 


 香坂君の事が、好きです。

 

        菅野真由』



圭輔は暫く手紙を見つめ、

そっと箱の中にしまった。


そして一つチョコを手に取ると

口の中へ入れた。