初恋-はつこい-

「え……」


真由が返事に困っていると

圭輔が真由のジュースを

指差しながら、

「飲み物、これで良かったか?」

と聞いた。


真由は手に持っている

ジュースをちらりと見ると

こくんと頷いた。


「う、うん。ありがと」


真由の返事に

圭輔はとろけるような

甘い笑顔を見せた。


その笑顔に真由の鼓動が早まる。


間近で圭輔の甘い笑顔を

見るなんて思っていなかった。


真由の緊張が

圭輔に伝わってしまうのでは

ないかと思うほどだ。