初恋-はつこい-

真由の笑顔に

少し緊張がほぐれたのか、

圭輔もまた笑顔になった。


「よかった」


……香坂君、

私のこと心配してくれてたの?


真由はそう思うと

心が温かくなった。


ふと圭輔が思い出したように言う。


「体育祭以来だよな」


突然言われて

真由は何の事だかピンとこない。


「え、何……」


真由が首を傾げながら言うと

圭輔が、

「こうして二人で話すの」

と言った。