暫くそうした後、

花帆が真由の目をじっと見つめ、

「そういえば、

 今日の自由時間だったよね」

と真由に確認した。


花帆の言葉を聞いて

真由は一気に全身に緊張が走る。


「ど、どうしよう……」


頭が真っ白で何も思いつかない。


そんな真由を見て花帆が、

「真由は真由。

 自然体が一番だよ」

と勇気付けた。