初恋-はつこい-

「い、痛ッ」


……そうだ、私、

長嶋さんに突き飛ばされて……


「真由、大丈夫?」


花帆が涙目になりながら

真由を見つめる。


反対側には杏奈が

真由の手を握り締めてくれていた。


「わ、私……。こ、ここは……」


真由が小さな声で花帆たちに聞く。


「ここは真由の部屋だよ。

 廊下で倒れてて運ばれたんだよ」


杏奈が状況を説明してくれた。

真由は起き上がろうと

上半身を持ち上げようとした瞬間、

全身を電流のように

貫く痛みが走った。