初恋-はつこい-

小宮南高校の校門に寄りかかり、

目線を下に落としている

圭輔がそこにいた。


「こ、香坂君……」


偶然にもこうして

説明会で会えた事と、

なにより希望校の一つが

一緒だという事に、

真由の心は躍った。


真由は勇気を出して

圭輔に話しかけようと、

走り始めた。


とその瞬間、

圭輔の目の前に女の子が

すっと現れた。


「香坂くぅん。

 香坂君も小宮南希望してるのぉ」