初恋-はつこい-

前の学校の演奏が

終わったようだ。


緊張感がさらに高まる。


真由たちはお互い

エールを送り合って

舞台へと上がり始めた。


目の前には会場一杯の人。


真由は圭輔の姿を探した。


大ホールの中に

見つけられるはずはないのだが、

極度の緊張を圭輔を見て

少しでも和らげたかった。


「あ……」


ホールの真ん中の右端に、

見覚えのある姿が

真由の目に映った。