「そ、そうだったんだ……」


「そ。

 で、時々そん時の傷が

 痛み出してここにくるんだ」


「何でそのことを私に……?」


「さぁ、な」


カーテンを隔た圭輔との会話。


圭輔の過去に少しだけ触れることが出来、

真由は嬉しくも、苦しくも感じていた。