「ちょ、ちょっと待って」


真由も勇二を追うように

図書室へと向かった。


図書室に着くと

真由たちは受付カウンターに入った。


「俺、昼寝するから。後はよろしくな」


「え、ちょっと……」


真由の言葉を無視し、

勇二はカウンター奥の準備室へと

入ってしまった。


「ど、どうしよう……」


こうして実際に

図書委員の仕事をやるのは初めてなので、

何をどうしたらいいのか

さっぱり分からない。


辺りをきょろきょろしていると、

真由の前に1冊のノートを差し出された。