なぜこのメモを渡したの?


これを受け取って

どうしたらいいの?


その事で里美はイベント中

上の空だった。


イベント終了後、

里美は葵との待ち合わせ場所へと

向かった。


「里美さん!」


「お待たせしました」


葵は飛び切りの笑顔で

里美を迎えた。


「里美さん、

ジェイクとのハグ良かったですね!」


「は、はい……」


後ろめたさを感じつつ、

なんとか葵に笑顔を向けた。


結局、里美は

メモの事を話せず

葵と一緒に家路に着いた。