あくしゅ。

里美は受け取ってくれた事が

すごく嬉しく感じ、

興奮のあまり自分の気持ちを伝えた。


「わ、私……。

 ジェイクが大好きです!

 ……我喜歡[イ尓]!」


今言える精一杯の中国語だ。


お世辞にも上手いとは言えないが、

ジェイクはその想いを受け取ってくれた。


「謝謝。アリガト」


そう言うと時間がきたのか、

ジェイクはそっと里美から離れた。


里美からのプレゼントを大切に持ち、

手を振りながら笑顔で部屋を出た。


里美も笑顔でジェイクに手を振った。


―――ガチャン


数分の出来事だったが、

里美にはとても長く感じた。


未だに夢なのではと思うほどだ。