ジェイクが自分の左腕を上げると、

そこにも里美に付けたのと同じ

バングルが付けられている。


「Pair」


ジェイクはそう言うと

里美の手をしっかり握った。


「サトミサン」


数秒の沈黙が流れる。


「コレカラ ズーット、

 ボクト イッショニ イテ クダサイ!」


ジェイクの力強い言葉に、

今までの不安や迷いは全てなくなり、

里美はジェイクの胸へと飛び込んだ。


「はい。一緒にいます」


里美の返事を聞き、

ジェイクはしっかりと里美を抱きしめた。


「我愛[イ尓]…」


そして2人はゆっくりと唇を重ねた。