「里美ぃ!どうしたの?

 まーた何かあったの?」


由香と過ごすランチタイム。


日に日に暗くなる里美を

由香は心配そうに覗き込む。


「う、うん……」


「何かあったか話してみなよ」


里美は覚悟を決め、

由香に全ての事を話し始めた。


2回目のイベントで

ジェイクからメモを渡された事。


そのメモには

携帯番号が記されていた事。


思い切って電話した事。


ジェイクに告白されて

付き合っている事。


そして不安で不安で仕方ない事。


由香は里美の話を

一字一句聞き逃さないように、

真剣な表情で聞いていた。


暫く考えた後、由香が口を開いた。