『夏海がそれでいいなら止めるつもりはないよ』

みどりが優しく
微笑みながら
言ってくれる

『俺に出来る事は何も
ないかもしれないけど
辛い時はちゃんと
話してくれよな。
夏海が元気ないと
俺たちも心配だから』

凌も優しい言葉を
かけてくれる

『ありがとう』

話して良かった

『それにしても
山本の行動
意味わかんねぇな』

凌が首をかしげた

『夏海だからかな?』

みどりも首をかしげる

『わたしが一番
知りたいよぉ』

わたしは溜め息をついた

『でも起きてしまった
事が現実だからなぁ。
俺、山本の顔
まともに見れねーかも』

『わたしも』

みどりも同調した

『わたしが一番
顔合わせられないよ…』

『そりゃそーだな』