笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~

わたしは、自分の
ベッドの隣に先生の
布団を敷いた

先生と部屋に戻り
カーテンを開けた

空は曇り
月は見えなかった

『明日は、天気が
悪いかもしれないね』

そう呟くと、先生も
寂しそうな顔をした

『夏海、座って』

わたしはベッドに座った

『今日は、本当に夏海に会えて良かった。
何だかわからないけど
無性に会いたくて』

『わたしも
嬉しかったよ。先生が
会いに来てくれて
本当に嬉しい』

『別れが辛いのは
いつもの事だけど
そんな事考えるより
会いに来ちゃったよ。
夏海が喜んでくれて
良かったよ』

ねぇ、先生

幸せすぎて、怖いよ

先生を好きなあの子が
知ったら、きっと
すごく傷付く

でも、それを先生に
言ったら、先生は
その子を意識
しちゃうかもしれない

今のわたしに、そんな
問題が降りかかったら
どうにも出来ない

『先生、わたしの事
好き?』

『当たり前だよ。
好きに決まってる』

キスをした

ちょっぴり激しく

『これ以上は…。
我慢出来なくなる…』

今度は軽くキスをした

『おやすみ』

『おやすみ』