帰りの電車の中で
また1人考えた

先生が傍に居ないだけで不安が押し寄せてくる

あの子に近付かないで

あの子の目を見ないで

あの子に優しくしないで

あの子と話をしないで

全部言えない言葉

だってあの子は先生の
可愛い生徒だから

一緒に居られない
時間はわたしだけの
先生じゃない

そう

何もかもわかっている事

言い聞かせるけど
うまく自分を
コントロール出来ない

せっかく先生に
会えたのに

バカみたい

毎日抱き合って
ぬくもりを近くに
感じていたはずなのに

楽しかった海

綺麗だったひまわり

たくさんの思い出が
出来たはずだったのに

先生にわたしの
こんな気持ちを伝えてもきっと喧嘩になるだけ

もっと先生を信じなきゃ

たくさん愛を語り
触れ合い、感じ合った

それを求めて
いたんだから