もちろん先生にも
電話でお礼を言った

教官室でしまっちと
話した事も

でも、わたしの
心の中に居た疎外感は
言えなかった

そんな小さな女だと
思われたくなかった

『また、バスケが
出来るんだな』

先生は自分の事のように喜んでいた

『先生のおかげだよ。
本当にありがとう』

『夏海の為だからな。
力になれて良かったよ』

先生の優しさを実感する

『しまっちが
寝不足だぁって
ぼやいてたよ』

『ははは。
そう言いながらも
ちゃんと
付き合ってくれるのが
大地だからな。
いい奴だろ?』

『うん。先生の
親友だけあって
すごくいい人だよ』

『大地に言ったら
喜ぶぞ』