転勤の知らせを受けた時真っ先に夏海の顔が
思い浮かんだ

また辛い思いを
させてしまう

俺が夏海を愛して
この気持ちを伝えたのは間違いだったんだろうか

やっぱり好きになっちゃいけなかったのか

好きになればなるほど
夏海を傷付けている

またそんな事を
考えてしまう

それでも、俺は夏海を
手放すなんて
出来ないんだ

俺には夏海が必要なんだ

夏海がいてくれなきゃ
困るんだ

夏海が居なくなったら
自分が自分で居られない

中学生を好きになる
なんて思いもしなかった

恋愛対象に見ては
いけない、大事な
生徒なのに

でも、夏海は違った

何が違うかは説明
出来ないけど

俺にとって、夏海は
とても大切な存在なんだ

夏海は
わかってくれているか?

俺がこんなに
夏海を好きな事

明るい笑顔が
とても似合う夏海

俺は何度泣かせて
しまったんだろう

夏海から何度も笑顔を
奪ってしまった

もう泣かせないと
思っていたのに

夏海の泣いた顔が
脳裏に残って離れない